2015年01月29日
島ぞうり 100
島ぞうりアートの記念すべき100足目。
最初に彫った草履から、早6年と3ヶ月余りが過ぎました。
始めた頃は彫り方についての情報が少なく、あれやこれやで暗中模索の試行錯誤。
どんな道具を使うのかも分からず、彫刻刀で試したりハンダごてを使ってみたり。
どうにかこうにかここまで辿り着きました。
その100足目は、久し振りに中国製の島ぞうりを使ってみました。
中国製は金や銀などの面白い色があるため魅力的ですが、一般的に出回っているインドネシア製に比べ、扱っている店が圧倒的に少ない。
なので、「この色のこのサイズ」と指定されると、場合によっては何店舗も探し回る羽目になります。
そして中国製を敬遠したい最大の理由が、その扱いにくさ。
インドネシア製に比べ、中国製はぞうり表面の白い層が2倍近く厚い。
↓ インドネシア製。
よってインドネシア製より深くナイフを入れないといけないため、かなり彫りにくい。
↓ 中国製。
必然的に細かいデザインは厳しくなります。
耐久性には優れるのかもしれませんが、島ぞうりアートにはやや不向きで上級者向きと言えるでしょう。
平成26年11月 8日の作品。
Posted by ラグランジュ・ポイント at 07:00│Comments(0)
│島ぞうり